2005年 06月 27日
『コーラス』 LES CHORISTES |
昨日は宝塚記念もあったのですが、連れの希望で映画に出かけました。
映画に誘われれば断れません。
それはいいんだけど、「今日は映画らしい映画を観たい」って…
そんなの観てみなきゃわかりましぇ~ん。
なんとなく、ジェラール・ジュニョが出てるんなら、あんまりハズレないだろうという根も葉もない根拠を理由にお伺いをたてると、どういうわけか納得。
こんなこともあるんだよね。
そんなこんなで銀座へ。
小屋は『大いなる休暇』とおなじ、シネスウィッチ銀座。
あちらは階段を下りるほうで、こちらは上るほう。
階は違えど、客層はやはりご婦人方が圧倒的でございました。
監督さんはクリストフ・バラティエというお方。
不勉強なおいらは存じ上げません。
詳しくは公式サイトをのぞいてください。
傑作!っていうのではないけれど、いわゆる「いい映画」でした。
連れがとっても満足してたようなので、まあよかったです。
うまく言えませんが、フランス映画のある種の伝統を継承した「映画らしい映画」です。
奇を衒わない、王道の映画。
こういう作品をたまに観るのもいいもんです。
劇中の音楽は素晴らしい。
こりゃ黙らせるよ。
あのソリストの子はおそらく吹き替えじゃないと思う。
というか、子どもたちに役者はいなかったんじゃないかな。
子役特有のへんてこな芝居や、はっきりしすぎる台詞まわしは感じられなかったので。
個人的にはソリストの子もいいんだけど、「札付きの悪」役の子どもがよかった。
こういうステレオタイプはわりかし難しいんだけど、すばらしい存在感で圧倒している。
あの存在感で、この映画はへんに緩んでいない。
あいつは役者なんだろうか、だとしたら末恐ろしいな。
世界はひろいね。
連れは「土曜日を待ってる子」がよかったらしい。
それはそれで理解できる。
ジェラール・ジュニョははまり役。
寅さんみたいなシーンは微妙だったけど、許せる範疇でした。
イギリスだと炭鉱夫の悲哀なんかあるけど、フランスだからね。
これもある意味、王道なんでしょう。
わがままをいえば、子どもたちが生き生きと描かれる群衆シーン(記憶に残るような映像)がもっと観たかった。
なんか好き勝手にやらせてみたら大変なことになっちゃいましたというような。
そういう遊び心というか、作り手の冒険がほしかったな。
『操行ゼロ』のようなといったらいいか。
どうしても、子どもたちが演出の手のひらにいる感じが拭えない。
とはいえ、よくできた映画です。
心が荒ぶようなときに、あの音楽は魂に深く沁みることでしょう。
お時間がある方は、ご覧になってみてください。
映画に誘われれば断れません。
それはいいんだけど、「今日は映画らしい映画を観たい」って…
そんなの観てみなきゃわかりましぇ~ん。
なんとなく、ジェラール・ジュニョが出てるんなら、あんまりハズレないだろうという根も葉もない根拠を理由にお伺いをたてると、どういうわけか納得。
こんなこともあるんだよね。
そんなこんなで銀座へ。
小屋は『大いなる休暇』とおなじ、シネスウィッチ銀座。
あちらは階段を下りるほうで、こちらは上るほう。
階は違えど、客層はやはりご婦人方が圧倒的でございました。
監督さんはクリストフ・バラティエというお方。
不勉強なおいらは存じ上げません。
詳しくは公式サイトをのぞいてください。
傑作!っていうのではないけれど、いわゆる「いい映画」でした。
連れがとっても満足してたようなので、まあよかったです。
うまく言えませんが、フランス映画のある種の伝統を継承した「映画らしい映画」です。
奇を衒わない、王道の映画。
こういう作品をたまに観るのもいいもんです。
劇中の音楽は素晴らしい。
こりゃ黙らせるよ。
あのソリストの子はおそらく吹き替えじゃないと思う。
というか、子どもたちに役者はいなかったんじゃないかな。
子役特有のへんてこな芝居や、はっきりしすぎる台詞まわしは感じられなかったので。
個人的にはソリストの子もいいんだけど、「札付きの悪」役の子どもがよかった。
こういうステレオタイプはわりかし難しいんだけど、すばらしい存在感で圧倒している。
あの存在感で、この映画はへんに緩んでいない。
あいつは役者なんだろうか、だとしたら末恐ろしいな。
世界はひろいね。
連れは「土曜日を待ってる子」がよかったらしい。
それはそれで理解できる。
ジェラール・ジュニョははまり役。
寅さんみたいなシーンは微妙だったけど、許せる範疇でした。
イギリスだと炭鉱夫の悲哀なんかあるけど、フランスだからね。
これもある意味、王道なんでしょう。
わがままをいえば、子どもたちが生き生きと描かれる群衆シーン(記憶に残るような映像)がもっと観たかった。
なんか好き勝手にやらせてみたら大変なことになっちゃいましたというような。
そういう遊び心というか、作り手の冒険がほしかったな。
『操行ゼロ』のようなといったらいいか。
どうしても、子どもたちが演出の手のひらにいる感じが拭えない。
とはいえ、よくできた映画です。
心が荒ぶようなときに、あの音楽は魂に深く沁みることでしょう。
お時間がある方は、ご覧になってみてください。
by lucas_9
| 2005-06-27 20:59
| cinema